たけのこ助産院
ケア編
助産院で受ける乳房ケアは、マッサージというだけあって、心地よく眠気さえ漂ってきます。皆さん、睡眠不足ですから(笑)
母乳育児を当たり前のようにしている、犬や猫などの四足の動物に比べ、人間の授乳は意外と困難です。
それは、ヒトの赤ちゃんは、脳の発育が大きいため、他の動物より3か月くらい未熟児の状態で生まれてくるからです。実際3か月の赤ちゃんは、上手におっぱいを飲んでくれます。
また、ほとんどのママは、母乳は十分生産されますが、日の浅い赤ちゃんの吸い方では、きちんと出てくれません。乳管内に母乳が溜まってしまうと、白斑(乳脂肪)で狭窄したり閉塞してしまいます。乳房の張り過ぎやしこりで痛くなったり(チクチク、ズキズキ)赤く熱っぽくなってきます(乳腺炎)。放っておくとだんだん母乳量が減ってきます。
母乳の不安や、それに伴う育児ストレスがあると、産後の回復が遅れて、かわいい赤ちゃんとの時間を楽しめません。マッサージを受けながら心身をゆっくり休め、この時期を大切にしてみては?助産院の利用できっと叶うでしょう。
まず初診時は、カウンセリングと診断をおこないます。
授乳が上手くいかなかったり、おっぱい(乳頭や乳房)が痛くてもがまんしていませんか?何か原因があるはずです。きちんと観察して詳しく説明します。そして個々に合った指導やケアを行っていくので無理や無駄がありません。
ママ側の原因、赤ちゃん側の要因いろいろありますが、ママと赤ちゃんで補い合ってなるべく早く軌道に乗れるよう、助産院は日々研究しています。当院でも一人ひとりに合った具体的な方法や、独自のケア内容を提供しています。
また赤ちゃんは、成長に伴い日々変化しています。些細な変化も「大丈夫かな?異常じゃない?」と心配になります。そんな時、赤ちゃんのことを理解できていると、不安も軽くなります。私たち助産師に、ぜひ赤ちゃんのことも相談してくださいね。